再生〜もう一度生きる〜
撮影の帰り道。
駅に向かう俊介。
そこで撮影で疲れていたので、閉まりそうなエレベーターに急いで乗ろうする。
*俊介 「すみません!乗せてください!」
とても暑い日だったので、静かなエレベーターの中に乗っているひとりの女性に話しかける。
*俊介 「暑いですね?今日は僕は撮影で…
…今日はどちらに?」
急に話しかけてきた若い男に少し戸惑った様子の女性。
*俊介 「なんかすみません。」
なぜ謝られたかわからないが撮影という言葉に
昔の出来事を思い出した様子の女性。
そこで、女性は初めて言葉を発した。
*女性 「今週で息子が死んで10年で…」.
俊介は鳥肌が立ち、エレベーターに乗っているあの一瞬の時間が止まったかのように、僕は
ボーとした。
*俊介 「………あぁ…なんかすみません…」
*女性 「いいのよ、べつに….」
優しく言われたが、何か心に20kgのダンベルがのしかかってきたように。僕は言葉をなくした。
続きはまた明日。
見てくれありがとう😊
おやすみなさい。